Desert Rose〜傀儡部屋


傀儡絵巻 其の八 「我愛羅 忍服とベスト及び靴をオーダーする」ノ巻
(ソーイング・メイキング)

「それでは、いよいよ風影の衣装を頼む」
カン「まずは、型紙を作って布を切りだすとこからじゃん」
「ロング・ワンピースだな」
カン「大体の感じは、普段着作った時に分かったからな」
カン「とりあえず仮縫いだ。スカートが、ひらひらした時に裏側が見えることを考えて、裏地をつけよう」
「スカートじゃない。あれは、長い上着の裾だ」
カン「そうなのか?」
「ちゃんとズボンをはいている」
カン「ちょっと前まで、皆、ズボンにスカートも履いてたじゃん」
「オレのは、違う」
カン「とりあえず試着してみるじゃん」
「腰回りも裾丈もよさそうだな」
カン「肩幅、背中も真っ直ぐだし…大体良いんじゃないか?」
「適当だな…」
カン「長いズボンも作ろう。今回は、オーソドックスの四枚剥ぎだ。前回のスリムパンツとは、型紙が違うぞ」
「こうしてみると見た目はでかいが、縫製すると案外小さくなるな…」
カン「手作業しやすい大きさだな」
カン「ズボンも試着だ。すそは、長めの方がいいな」
「ああ。後で紐で二か所、絞るからな」

  【ひたすら縫製作業】(中略)
「どうだ。上着とズボンが出来たぞ」
カン「…ここまで苦労したが、あっさり飛ばすな…」
「砂忍は、苦労を人に見せないのが、流儀だからな」
カン「…なんといってもハイネックが、難しいかったじゃん…はぁ…」
「みろ。ナルト。オレの新しい風影の衣装を」
ナルト「お〜。ひらひら、スカートが翻ってるってばよ」
「これは、スカートじゃない。長い上着の裾だ!!」(写真は、修正してますが、ひらひらさせるために糸で釣ってます)
カン「お次は、ベストだ。本来、ひょうたんを背中にくくりつけるためのものだが、これはこれでカッコいいじゃん」
「薄手の皮風のシルバーの布か…。まさかと思うが、両面テープで組み立ててるのか?」
カン「薄いから、加工しやすいんだ。よくくっ付くし…」
「これは、もしかしてベルトか…」
カン「ほら。貼り合わせたら、あっという間に出来上がりだ」
「長い紐は、何につかうんだ?」
カン「ひょうたんを身につける用の分だ」
(この後、二本目を作り、バックルにとりつけました)
カン「ほら。出来たじゃん」
「…なるほど、確かにこんな形だな」
カン「軽いけど、鎧っぽいな」
ナルト「おっ。我愛羅。カッコいいってばよ〜」
「少しは様になっているか?」
カン「そうだな。ベストの左肩が少し太いようだから、この後修正しよう」
(テープなので修正も簡単に出来ます)
「着用してみて、いろいろ分かったようだな」
カン「オーダーメードの醍醐味じゃん。なら、最後は、サンダルだな」
カン「今回は、黒い合皮で作ることにした。鼻緒の部分は、糸で縫おう」(右側は、縫いつける前。指、まだ見えてます)(腰に下げる道具入れをバラすカンクロウ)
「お前…それは、この前、100金で買ってたあれか…何に使うのかと思えば…」
カン「ちっ。ばれたか」
「靴底は…発泡スチロールのトレーだと?!」
カン「白けりゃ色を塗るじゃん」
カン「どうだ。メイキングは、意外だろうが、出来あがりは、こんな感じだ」
「なるほど。サンダルに見えるな…確かに…」
カン「後期服や忍連合軍の服みたいに、足首が出る場合は、別に足首にまく付属品も作ってみた。ブーツだと何かと装着が難しいからな」
「やはり足元が決まると、衣装がしまるな」



ということで、我愛羅の風影服一式作ってみました。
ただ今、ひょうたんも制作中〜(ひび割れ塗装して、乾燥待ち)
出来たら長いベルトに巻きつけて背負わせてみたいと思います。

ついでにお茶する二人の姿もどうぞ。

(2012/5/13)

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