Desert Rose〜傀儡部屋


傀儡絵巻 其の4 木ノ葉潜入作戦 1」ノ巻
(チャクラの記録 in ラグナシア レポート 某日)
これから行く予定がある方は、ご覧にならない方が良いかも…。
(写真撮影可能な所をレポートしています)

「これから隠密で木ノ葉に行く」
カン「突然だな。テマリに知らせなくていいのか?」
「手続きだ何だとうるさいからな。それに大勢で行けば、目立つ。出来れば、このままお前とツーマンセルで行きたい」
カン「わかった。とりあえず兵糧を準備しよう。木ノ葉は、遠い」
「最速の白い砂に乗っても約6時間はかかる」
カン「何せ約1000キロだからな」(かくて二人の東への長征は、始まった)
 早朝砂隠れを出発し、砂を乗り継ぐ事三回、時は昼過ぎ。近隣駅に到着するや地図を片手に歩く事15分。ようやく入口が見えて来た。(ここからさらに10分)潮風が心地よく吹いている。海の匂いだ。目的地は、近い。
「あれだ」
カン「なかなか、リゾートな所のようだな」
「ここにナルト達が来ているとの情報を掴んだ」
カン「へぇ…お得意の第三の目か?…いや、それにはちょっと遠すぎるじゃん」
「……」
カン「おっ、看板発見。なんだ、お前の姿もあるじゃないか」
「木ノ葉には砂からの旅人も多いからな。連携した」
カン「それにしても、何故、抜け忍のサスケや暁のイタチの奴まで…。このごついのが、噂の八尾の人柱力か。木ノ葉は、どうやら人集めにも余念がないようじゃん」
(オレ達も大枚はたいてふらふらと来てしまったぐらいだからな…)
カン「おっ。いきなりナルトの出迎えじゃん」
「わざわざ口寄せして待機していたのか…。なら、オレも守鶴を…」
カン「ばか。やめとけ。隠密だ」
「そうだった…オレとした事が、長時間の移動で、忘れてしまうところだった」
カン「それにしても派手な出迎えじゃん。そこら中、ナルトの影分身だらけだ」
「どう見ても客の数より多い気がするが…」(連休明けの平日の午後の遊園地…まぁ、そんなもんだ)
カン「おい。見ろよ。お前がいるぞ。こんなところでスイーツを売っていたのか」
「木ノ葉から出店の要請が有った。オレを看板にしたいと言っていたから許可したが…この事だったのか…」
カン「文字通り、看板…だな」
我「そのようだな」
カン「味見しないのか?」
「後にしよう。まだ、オレ達にはやることが沢山有る」
カン「そうだな。まずは偵察じゃん。木ノ葉の奴ら、一体どこにいるんだ?」
「…中に行ってみよう」
『それにしても、あの看板のオレは、ああしてずっとナルトと見つめ合っているのか。…悪くない気分だ』
カン「おい。なんか嬉しそうだな…」
「…何でもない…」(照れてる)
カン「歴代火影の顔岩じゃん。一、二、三、四…あれ?肝心の五代目がいない」
「どうやら右端裏で睨みを利かせているようだ」
カン「なんでわざわざそんな所に…?」
「本来、影とはそういう存在だ。だが、オレの石像は、やはり父さまの横に並べてもらおう。(裏では、目立たん)」
カン「なんか訳ありじゃん?」
「おそらく木ノ葉には、木ノ葉の事情が有るのだ。そんなことより…アレだ」
カン「レストラン?おススメは、…カレー?」
「…見て驚くなよ」
カン「お前、何か心当たりが有りそうだな」
「…今にわかる」
カン「こ…これは…」
「オレをテーマにしたカレーだ」
カン「…芸術的じゃん…」
「皿の模様は、砂絵風。決め手は、このライスの形と緋文字の【愛】だ。名物の海老フライにポテトコロッケもついている。辛さは、まあまあというところか…いずれにしても食べやすい味だ」
カン「お前のファンたちに皆、これを注文させるつもりだな」
「お前も存分に食せ」
(ということで、遅い昼食にありつく二人)

(2012/5/9)

(part2へ続く)


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