Desert Rose〜傀儡部屋


傀儡絵巻・その1 砂・木ノ葉同盟旅館ノ巻

カン「木ノ葉と砂の同盟の証として木ノ葉風の記念旅館が砂の里に出来たじゃん」
「…案内してもらおう」
「ここが玄関。バリバリ木ノ葉風じゃん」
「砂の里には、珍しい建物だ。これで、砂嵐の時に問題ないのか?」(砂からの指導助言はしなかったのかという疑惑)
「さあ…」(すげーあいまい)
「ここが、ロビー。床磨きに苦労したらしい」
「考えてみれば、父さまの趣味は、木ノ葉様式だったんだな…」(←四代目の執務室の事を言っている)
 「次は大浴場。ここは、砂風呂だ。なんなら後で一緒に入ろうぜ。背中、流してやるじゃん」
「…断る」(秒殺即答)
「ちぇ。オレは、お前と一緒に入るの、楽しみにしてるんだぜ…」(不埒な考え)
「フン…勝手にしていろ…」(不敵な弟)
「見ろよ。中は、壁も椅子も桶も木ノ葉のヒノキじゃん。蛇口からは、温砂がでるそうだ」
「浴そうは、ひょうたん型。まさに砂と木ノ葉の融合といえるな…」
「だから一緒に味わおうぜ」
「しつこい奴だ」(うんざり…)
「さてと、ここがロッカールーム。風呂から出たらマッサージして体重計ってやるじゃん」
「体重計が必要なのは、お前だけだ」
「傀儡使いは、【動くな】が基本だから、気をつけないとすぐぜい肉がつくんだ」(勘ちがいだカンクロウそれは)
「ここが炊事場。木ノ葉じゃ、まだマキで飯を炊くところがあるらしいじゃん。草木の生えない砂じゃ、もっぱら天然ガスや石油コンロだけどな」
「気候や文化の違いが、生活様式を作る。…この食材も木ノ葉のものか…」
「大宴会用の食器棚だ。わざわざ木ノ葉から、運んで来たらしい。お前やオレの身長より大きいじゃん」
「木ノ葉仕様の家具は、砂ですぐに戸が開かなくなりそうだ」
「二階へ行ってみる」
「おい。まてよ。先に行くなよ。怪しい奴がいるかもしれないぜ」(大蛇丸とか、カブトとか)
「砂で感知済みだ。上には、誰もいない」
「ふん。思ったより広いな…」
「なんでも階段作るのも難儀したらしいぜ。…おっ。電話ボックス発見!バキに定時連絡するじゃん」
「電話?そんなものこの里にあったのか?」
「砂嵐のときは、無線や伝書鳥は使えないからな」
「案の定、バキの奴…連絡が遅いって怒ってやがる」
「心配症だからな…いつもオレ達の事をあれこれ心配しているようだ」
「あれは、もう一種の趣味だろうな…」
「…(可哀想なバキ…)」
「さてと…ここが、宿泊室だ。畳の部屋ってのもこの砂じゃ珍しいけどな」
「…畳か。木ノ葉の物は、どれも植物を使ったものが多いな…」(砂は、砂を使う…当然だな)
「名物料理の試食をしようぜ。まずは、椀子そば。ほら、勝負だ」
「やめとく。…オレは、小食だ。一杯あればいい」
「なら、これならどうだ。天むす。でかいエビが入ってるじゃん」(砂エビ=さそり)
「これは、食べやすそうだ」
「さらに串あげの盛り合わせ。どんどん行け」
「本当に全部食べるつもりなのか?凄い量だぞ…」
「締めは、きりたんぽ鍋じゃん。普通だろ。これぐらい」
「肉も野菜も…皆で分かち合うことが出来るのだと分かったが…これでは、やはり先程の体重計が必要だろうな…」

***砂の里きりたんぽレシピ***
・サボテン一本 ・砂牛の毒抜きキモ
・岩塩(少々) ・バクレツタケ ・砂漠米 ・砂漠キュウリ ・ひょうたん味噌
・トモシリソウ(香りが増す)
「最後は、トイレに流すじゃん」
「これは砂洗トイレか」
「お前も行く時は、背中のひょうたんは、置いてけ。座れなくて困るぞ」
「トイレ?…なんのことだ。オレには関係ない」(←カリスマヒーローは、トイレには行かないらしい)
「手土産の砂金入り芋ヨウカンじゃん。食ってみるか?じゃりじゃりして美味いぞ」
「…甘いものは苦手だ」
「そうか。ところでナルトには、ここの事、教えたのか?」
「手紙で伝えた。その内来ると言っていた」
「そうか。よかったな」
「ああ…アイツの事は誰よりも知っている…」

ベースは、短期間だけ拍手ページに置いていた砂風呂旅館ものです。
ピンボケだった写真を今回全部取り直して、傀儡部屋を作る記念に載せることにしました。
建物(1/20サイズ)は、某メーカーの和風旅館シリーズです。食べ物は、ちょっと前にはやっていた食玩。
元々ミニチュアを集めるのが大好きで大人買いした物も沢山あります。
長い間空き家だった旅館に住む人たちが見つかり嬉しいです♪
(ドールハウスは、元々無人なのが基本らしい)
洋館(1/12サイズ)もあるのでその内、コレクティブ我愛羅とナルトで御紹介させていただきます。
(画像は出来るだけ小さく軽くしていますが、重かったらごめんなさい)

(2012/4/23)


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